「私のあしあと。My History」の項では、
私の歴史を少しお話しさせていただこうと思います。
第3回は中学生時代の前半をお届けします。
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中学時代は、テニス部に所属していました。
入部の理由は、ユニフォームが可愛かったから(笑)。
ルックス重視の志向はますます強くなっていったようです。
人並みに淡い初恋も体験しました。
相手は野球部に所属する同級生。
テニス部を選んだもうひとつの理由は、
実はテニス部の練習場が野球部の隣だったからです。
でも、その頃の私は、告白する勇気も自信もなく、
言葉を交わすだけでドキドキするだけの片思いでした。
今の私をご存知の方は、信じられないでしょうが、
友達も多くはなく、おとなしい、クールな(?)女の子でした。
一方、2歳上の姉は学校のスター的存在で、
ファンクラブができるほどの人気者。
「あの美しい姉の妹が入学した!」という噂を聞きつけて、
わざわざ私を見に来る上級生もいて。。。
何かと比較されるのは、本当にイヤでしたね。
だからといって、姉をキライにはなりませんでした。
むしろ、家ではとても仲が良かったんです。
学校という場を離れ、家に帰ると唯一の味方のような存在でしたから。
私の母は、子供たちには優しく笑顔で接してくれましたが、
家庭では耐えてばかりの生活を送っていました。
外で働き、家に帰ると大家族すべての家事や農作業に翻弄され、
いつも疲れきっていて、私の目から幸せそうには見えませんでした。
優しい母の笑顔は大好きでしたが、弱い母はただただ可哀想だった。
もっと強く、もっと知恵があり、
冷静に問題を解決できる女性でいて欲しかった。
私のその頃の望みは、早く大人になって、
早く働いて、立派に自立したい!ということ。
恵まれたとは決して言えない環境の中で育ったお陰で(?)、
自立願望が人一倍早く芽生えたことは間違いありません。
もっと強く、もっと知恵があり、冷静に問題を解決できる女性。
私は、母とは真逆の人間像を目指し、
思春期の一歩を踏み出したのでした。
(つづく)