塾長のコラム Message by Miho Nishitani

日々つれづれに… ~ 心の健康と身体の健康

人間にとって一番いい状態は、『心身ともに健康』。
当たり前のことですが、この間、ふっと、
 “心の健康”と“身体の健康”、どちらがより大切だろう?
という疑問が頭をもたげてきました。

例えば、健康と逆の状態—「病気」になった場合を考えると、
身体の病はまず病院に行きますよね。
そこで、お医者さんに診察をしてもらい、
症状に合わせた治療をしていく…。
プロセスとしては極めてシンプルで、
生命に関わる重篤な病気を除けば、
基本的に回復に向かって進んでいきます。

これが、心の病の場合、もちろん病院はありますが、
病院の門をくぐることさえ、高いハードルとなり、
一人で抱え込んでいる人が多いのではないでしょうか。
かりに、通院が可能な人でも、
薬を飲んだから、先生に話しを聞いてもらったからなど、
病院で受けた治療が、ダイレクトに
回復を促すケースは珍しいようです。

などと考えるにつけ、心の病って何かと難儀ですね。
仕事のストレス、人間関係のトラブル、将来の不安…etc。
心の病の要因は日常に溢れています。
厚生労働省の調査でも、2008年の段階で
日本国内のうつ病患者は104万人とか。

自分の親族、友人、職場の同僚など、
身近な人が、そして何より自分自身が
うつ病にかからないとは言えないです。

できるだけ、周囲の人と触れ合い、外に目を向ける。
しっかり情報収集して、生き抜く知識や知恵を手に入れる。
とにかく、一人きりの殻に閉じこもらない、
孤立しないことが大事ではないでしょうか。

「病は気から」という言葉もあるよう、
メンタルが健全な状態であれば、
多少の身体的病は乗り切れるはずです。

皆さんも、日常的にイヤなこと、
辛いことも多いでしょうが、ぜひ視線は外に外に!
心の病の予防には、人と話すことが一番!
心を許せる友、何でも相談できる家族や先輩をつくって、
日頃からコミュニケーションがとれるようにしておいて下さいね。

2015-11-07
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