塾長のコラム Message by Miho Nishitani

自立への一歩 ~ 怒られないための仕事

こんにちは。ニシタニです。
今年もフレッシュな新入社員の方々を迎える
新年度がやってきました。春ですね~♪

ところで、最近の若い方の中で、
「怒られない事」を至上とする傾向が
年々、増えてきているように感じます。
これは、リスク回避に対する教育や情報過多の環境など、
多分に育って来た時代に帰するものかとは思いますが、
何事も「怒られない事」だけを優先していては、
とても味気ない人生を送るはめになってしまう。。。
今日はそんなお話をさせていただきたいと思います。

まず、「怒られないための仕事」をすると、
◆自覚しているミスを隠そうとする(=ウソをつく)
◆結果的にウソをつくことで、周囲から信用されない
◆常に人の後を追うばかりで、新しいことに挑戦ができない
◆上司やお客様の顔色を見てばかりで、自分に自信が持てない
などのデメリットが生じ、ストレスも随分溜まるはずです。

私は今まで、この項で何度も失敗のススメをしてきましたが、
怒られる事は、まさにその失敗の結果にあたり、
実は、自分自身で考えるチャンス、変わるチャンス、
伸びるチャンスだといっても過言ではないのです。

何もムリをして怒られなさいと言っている訳ではありません。
「怒られない」という目標を、他の何かに変えませんか?と勧めているのです。
以前ココでお話した「ライス・ワーク」~年収のアップでもいいし、
来月の支払いを乗り切る!でも、○○さんに負けない!でもいい。
目先の目標でも、遠い将来の目標でもいいんです。
要は「怒られない」なんて後ろ向きのバカバカしい目標ではなく、
一歩でも二歩でもいい、先に進む前向きの目標を持って欲しいということ。

小さな目標でも、それを諦めずコツコツ努力した人は、
収入なり、人からの信頼なり、自分に対する自信なり、
必ず相応の良い結果が顕われます。

だから、どうか「怒られる事」を怖がらないで欲しいと思います。
多少怒られたからといって、会社をクビになるわけでも、
ましてや、死ぬわけでもないですよね(笑)。
必要以上に怯えず、自分に対する金言だと思い受け止めて下さい。
注意や叱責を受け止められるメンタルの強さが身に付けば、
仕事や生活が、もっと伸びやかに開けてくるはずです。

この時期、新社会人になられた方も多いと思いますが、
皆さんが1日でも早く、「怒られない」という目標から
抜け出せることを願ってやみません。

2014-06-17
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