日本人の死因第1位は悪性新生物、ガンだそうです。
続く2位は心筋梗塞などの心疾患、3位は肺炎。
一方で「どう死にたいか?」のアンケートの結果、
長年1位をキープするのは、急性死や突然死などの
いわゆるポックリ病だとか。
死ぬのは誰しも怖いですからね。
苦しまず、自覚もなく逝けたら…と願うのは当然でしょう。
しかし、実は私が願っているのは、
どんな病であれ、余命宣告を受けたいということ。
その間に食べたい物を食べて、行きたいところに行き、
遊び回りたいから?答えは『No』です。
ただ、忙しさにかまけて日頃できていない
自らの取り組みを文字にして残す作業に没頭したいだけ。
恐らく仕事メインの内容になることは間違いないですが、
毎日職場に出ていても、伝えきれないことが多い。
細々とした日常の業務ひとつとっても、
モノの考え方や心構え、発想の仕方によって、
結果が大きく変わってくること等々…。
自らの経験を元に、考えてきたこと、
自分の人生の集大成となる言葉を残したいと…。
元気なうちは、また明日、また今度など、
先延ばしにしてしまいがちなことを、
じっくり時間をとって、集中してやるための時間。
それが、私にとっての余命宣告の意義なのです。
おかしいですかね?
でも、一日一日が充実する予感がしますし、
やり遂げた達成感は人生の最期を飾るにふさわしいはず。
この世に生まれた喜びが
鮮やかに実感できるのではと思っています。
先日、この話しをしていて、ある人から言われました。
「それは親が子供に対して思う気持ち。
会社のスタッフ全員がお子さんのようなんでしょうね」と。
自分ではわかりませんが、
いちがいに否定はできませんでした(笑)。
私の最期の引き継ぎノート、
実現するかどうかは、神のみぞ知る、
といったところでしょうが…