『人に愛され、人に必要とされる、自立した強い女性の育成』
前にもお話しましたが、これが弊社の企業理念です。
そもそも真剣に人材育成に取り組みはじめた目的は、
当然のことながら、会社にとって有益な人材を育てる事です。
ただ、弊社のスタッフは20代の女性が多いこともあり、
ビジネスライクな対応だけでは、済まない問題も少なくありません。
気が付くと、いちスタッフとしてではなく、一人の女性として、
仕事の枠組みを超えた指導をするようになっていました。
そのうちに、仕事にまつわる膨大なケーススタディを教えるより、
根本的なモノの考え方を伝える方が、結果的に良い方向に進み、
How Toではなく、心を磨く育成に力を入れるようになり、
研鑽を重ねて現在の理念にいきつきました。
会社とはまったく別の話しになりますが、
実は、私は個人的に児童虐待撲滅運動に参画していて、
実の母親からDVを受ける不幸な例を数多く知っています。
そして、そんな不幸の原因は一概には言えませんが、
貧困や無学、自らも虐待を受けてきた過去の体験、
母親の問題に起因することが多いことも知っています。
だから、将来母になる可能性が高い弊社のスタッフには、
人として正しい品性や周囲から愛される人徳、
他者を思いやる優しさ、誠実に努力できる姿勢などを身に付け、
立派に子供を育てられる女性になって欲しい。
そして願わくば、自分の子供にも、ここで私が書き連ねてきた、
挨拶の重要性、人と話す事・人の話しを聞く事の本当の意味、
目標の立てることの意義、個性の活かし方や継続の素晴らしさ…等々。
人として大切な事をぜひ伝えていって欲しい。
ピュアラルで学んだ事が職場という範疇を超えて、
自らの人生に、そして次世代の子供たちへ活かされるのなら、
私にとってそれ以上に嬉しいことはありません。
『自立』とは自分の人生に輝きをもたらすのと同時に、
子供に限らず周囲の人たちを幸せにすると信じて…、
一歩一歩、私自身もその歩みを止めないよう努力していきたいと思います。
挨拶から始まり、コミュニーケーションや責任感など
約2年間かけて様々なお話をさせていただきました。
最後に私の『思い』をお伝えし、
『自立への一歩。』の終章とさせていただきます。
長い間のご愛読、ありがとうございました。