「私のあしあと。My History」の項では、
私の歴史を少しお話しさせていただこうと思います。
第17回はエステ業界へ転職した時期のお話しです。
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営業職の仕事に就いて7年目のある日、
エステティックサロンの責任者をやらないかというお話をいただきました。
その頃はすでに、モノを売ることにかけては自信をもっていたし、
ココで学ぶべきことは全て学んだという実感もあった。
ほぼ終日外回りの孤独な仕事に限界を感じ、
もう少し上を目指してみたいという渇望もあった。
そして、何より新しいことにチャレンジできることが嬉しくて、
ほとんど悩むこともなく、転職を決めました。
そこから自腹でエステの学校に行って、技術や知識を身に付け、
まさにゼロからスタートしたのが、現在の職場です。
エステの学校では、もともと手先が器用だったので、
技術に関してはスピーディーに習得できたのですが、
勉強ギライの私にとって、一番つらかったのは講義。
しかも、生徒の中でも経験者がなにかと高飛車な態度で接してくる…。
生来の負けん気の強さが大いに刺激されて、
私の人生の中でその時期、いちばん勉強したと思います(笑)。
ただ、いざ真剣に勉強しはじめてみると、自分の無学さに愕然!
コミュニケーション力さえあれば、知識がなくても大丈夫~~♪、
なんておごっていた自分の浅はかさに気付かされ、
知識や教養の必要性を身に染みて実感しましたね。
なんとか無事に学校を卒業でき、
エステティシャンとしての知識や技術は学んだのですが、
サロン開業のノウハウやスタッフの採用、宣伝方法など、
お店の経営に関しては、笑っちゃうほどの素人で…。
あっさりと転職を決めたものの、
いざ開店前となると、何もかもが不安だらけ。
今までは自らお客様の元を訪ねていたのに、
エステサロンはお客様の方から足を運んでもらうわけで、
本当にお客様が来てくれるのか?
それが、いちばんの不安材料でした。
そんな怒濤のような毎日が、
私のエステティシャンとしての第一歩。
新しいチャレンジに苦労はつきものですが、
今から思うと、それにしてもあまりに高いハードルだったと、
自分の無謀なバイタリティに驚かされます。