塾長のコラム Message by Miho Nishitani

私のあしあと ~ 営業職 ep5

「私のあしあと。My History」の項では、
私の歴史を少しお話しさせていただこうと思います。
第15回は引き続き営業職時代のお話です。

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朝の定時出社を除けば、基本は一日中外回りの営業職。
1人で行動するので、時間の使い方はすべて自分の自由でした。
もう時効だから告白しますが、実は1日中映画館にいたこともあって…、
毎日がさぼりたくなる自分の気持ちとの戦い(笑)。
でも、ずっとさぼっていると、売上げが上がらない。
それは、給料をもらえないことに直結するので、
生活のため、自分で自分を叱咤して、仕事をしていました。

夏のうだるような暑さ、冬の凍える寒さなど、
特に、盛夏と真冬はつらかったですね。
そんな時期は、朝の定時出社すら気持ちが萎えて。
会社に行けば仲間に会えると、
そんな思いだけで通っていたような気がします。

やっとの思いで定時に会社へ出社して、
気持ちを奮い立たせて営業に出る。
さらに、自分を叱咤してお客様のもとへ向かう…。
セールストークなど営業テクニックのスキルアップより、
自分自身との戦いの方がよっぽど大変でした。

だから、冷暖房完備のお店にいながら、
お客様の来店を待つ今の仕事を始めた時は、
何て恵まれた環境なんだろう!と思ったものです。
ただ、どんな仕事に就いても、自分との戦いはつきもの。
むしろ、自分との戦いに勝てる人だけが、
ビジネス上でも勝者になれるのではないかと思います。

職種の差はあれ、自分自身を一歩前へ踏み出させるのは、
上司でも同僚でも、ましてや親や友人でもなく、
やはり自分自身の強い気持ち=モチベーションです。

今ならば、身にしみて分かるこうしたロジックを、
当時から意識していたかと問われると、恐らく、答えは「No」。
ただただ生活のため、そして本能的に自分との戦いをしていた(笑)。
少しだけ自分に甘い点数をあげるとすれば、
頭でではなく、身体で前へ進む…?
なんだか本能的な勘だけは身に付いていたのかもしれません。

2014-09-04
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