日本社会の中での「責任の取り方」は、
責任を取って謝罪するなど、
何らかのトラブルに対し、自らの身を削ることが、
代表例としてよく挙げられますよね。
ただ、これは、あくまで目に見えるカタチの結果であって、
本当の意味で責任を取る事とは、
また別次元のお話のように私には感じられます。
では、一般的に正しい「責任の取り方」とは、何でしょうか?
私はお客様や先輩、会社など、周囲の人に対する『思い』、
自分の可能性を信じる『思い』など、心から湧き出る気持ちを持って、
結果を出す=前進することが、職場での「責任の取り方」だと考えています。
11回目の【怒られないための仕事】でも言いましたが、
失敗しないことが責任を果たすことでは決してありません。
責任感とは、私は店長になれる可能性があるかもしれない!
自分はあのお客様の悩みを解決できる力があるかもしれない!など、
ポジティブな発想から育ったものでなければ価値がありません。
「怒られるから、嫌だけどやらなきゃな。。。」とか
「みんながやってるから、私も同じようにしないと。。。」など、
ネガティブな発想から生まれた感情を責任感とは呼ばないのです。
例えば、毎日遅刻せずに会社に行く、
失敗してもウソをつかずに報告する、
人の話しを一生懸命聞くなどなど。。。
一見目立たない地道な姿勢こそ、
会社に対して、社会に対して、
充分に責任を果たしていることだと私は思います。
人はそれぞれに勝負できるフィールドが必ずあるはずです。
アナタも自分が活躍できる場やジャンルを見つけて、
ポジティブな責任感を育てていってください。
その責任の範囲は、能力が増すと共に広がっていくと思います。