塾長のコラム Message by Miho Nishitani

四門出遊 ~ 英才教育の是非

先日のNewsで知ったのですが、
乳幼児学習がスゴいことになっているようです。
驚くことに、0〜3歳児では何と全体の40%が
何らかのお稽古ごとをしているとか。

続く4〜6歳児は26%、7歳児では33%など
1人あたりの子供にかけるコストは年々増加。
内容も長年1位だった「水泳」を2位に押しのけ
人気No.1は「ピアノ」、No.3は「英会話」と、
幼児期から脳化が進む傾向にあるようです。

私の子供時代の習い事とはケタ外れに、
その効果に対する期待が大きい。
スポーツ面でも単に身体作りをするというより、
フィギアやゴルフ、サッカーなど、
将来アスリートへ育てるための英才教育が過熱。

一説には、宝くじで1億円あてるより、
我が子を子役に育てる方がより確実という話しが
まことしやかに囁かれるなど、
ここまでいくと、子供への教育というより、
自分たちのための投資?と疑いたくなるのは、
私だけではないでしょう。

人間の脳は年齢と共に自然に成長して行くよう
プログラミングされているものだとか。
いろんな経験をさせてあげることに異は唱えませんが、
過剰な負荷や期待などプレッシャーをかけ過ぎると、
むしろ成長の段階で問題が起きることも。

自分で発見する、自分で学ぶ、自分から行動するなど、
何事も自らの意志で選んだり、判断が出来るよう
サポートしていくことが重要なのではないでしょうか。

子供は親の所有物ではなく、一個の人間。
向き不向きはもちろん、子供の意志を尊重し、
成長に合わせてノビノビと育てて欲しいと思います。

お稽古ごとの過熱ブーム、
私の子供時代から考えると、
シンプルにうらやましいとも言えなくもないのですが…
いい時代になったのか、どうなのか?
何とも疑問を持たざるをえません。

2016-02-14
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