塾長のコラム Message by Miho Nishitani

四門出遊 ~ ストレス社会

「ストレスの解消って、どうされていますか?」
これ、けっこうな頻度で受ける質問です。
いわく私、「美味しいものを食べることかなぁ~」なんて、
適当に答えていますが、実はピンときてないんです。
なぜなら、その実態がよく分からない(笑)。 

最近は、○○疾患に○○障害、○○症候群など、
あらゆる病気の原因に名を連ねる「ストレス」という言葉は、
1936年にカナダ人の生理学者が提唱した「ストレス学説」が起源だとか。
辞書では「精神的・肉体的刺激によって生ずる心身のひずみ」とあり、
日本社会に広く定着したのは、
バブル期に突入した1980年代と言われています。

では、それ以前に「ストレス」なるものは存在したのか?
存在していたとしたら、昔の人はどう対処していたのか?
例えば戦後を考えてみると、今より生活水準は確かに低かったし、
自由や人権なんてものも一部の人の特権だったはず。
辛いことが山ほどあった庶民の対処法を推察するに、
「ストレス」を分解する臓器でもあったのかしら?と思うほど。

どんな時代、どこに住んでいたとしても、
辛いこと、悲しいこと、悩みや苦しみは誰にでもあるはず。
そのすべてを「ストレス」のせいにしても仕方がありません。

私だけが我慢を強いられている、誰も私を理解してくれない、
自分だけが損している…等々。
自らを悲劇のヒロインに仕立て上げるような自己嫌悪の中から
「ストレス」は生まれてくるのではないでしょうか。

例えば、上司から嫌われて辛いと感じていたら、
本当に上司はアナタのことを嫌いなのでしょうか?
上司の立場にたって考えてみると、自分にも原因があるかもしれない。
例えば、私は頑張っているのに、他の人はサボッていると感じたら、
自分が頑張るだけでは何が不満?誰かに訴えたい?どうなりたいのか考えてみる。

要は気持ちの持ち方の問題で、
自分の視点だけで物事を判断するのではなく、
相手の立場にたてる想像力や柔軟な発想力を通して再考すれば、
モノの見え方も随分と違ってくるような気がします。

『楽観的になりたいなら、客観的になることだ。』
これは、プラス思考の達人と言われる
名物精神科医、斎藤茂太氏による名言ですが、
客観的=俯瞰の視点で自分を見ることが大事。

「ストレス」という言葉ですべてを片づけないで、
自分を客観視してみることをオススメします。

2015-05-03
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