塾長のコラム Message by Miho Nishitani

私のあしあと ~ エステ業界へ ep2

「私のあしあと。My History」の項では、
私の歴史を少しお話しさせていただこうと思います。
第18回はエステサロンを開店した当時のお話しです。

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開店当初に採用したスタッフは3名でした。
すべて未経験の10代で、外見が良くて明るい人を選びました。
当時は自分が主体で動いていたので、
他のスタッフはアシスタントとして不足がなければいい。
人材育成なんて、これっぽっちも考えてはいませんでした。

集客は想像を遥かに超える苦戦ぶりを呈し、
もちろん売上げもさっぱり。。。
苦労の絶えない日々を送っていたにもかかわらず、
不思議と後悔だけはなかった。
ただ、期待に応えたい、会社に貢献したいと、
ポジティブな責任感を痛切に感じていただけ。
無我夢中が過ぎていたのでしょうか?
辞めるなんて選択肢さえ、頭をかすりもしませんでしたね。

会社側に広告費の捻出を交渉し、
フリーペーパーへの出稿をはじめて、
ようやく集客も徐々にではありますが伸びはじめました。
最初に採用した未経験のスタッフは、
見事に全員が辞めていき~ので(笑)、
次は経験者ばかりを採りました。
イチからすべて教えなければならない
未経験者に懲りて経験者を採ったんですが、
経験者は経験者でやり方が違うなどでもめる…。

まぁ、採用に関しては様々な苦難の連続でしたね。
今から思うと、明確なビジョンがない当時の自分に、
的を射た採用も、ましてや教育もできるはずがなかったんです。
でも、心が折れそうな失敗を何度も経験してきたからこそ、
組織づくりの重要性や人材育成の大切さを心底、痛感する事ができた。

あの頃から何年の月日が過ぎたでしょう。。。
自分で言うのも何ですが、それ以降、
人材育成にかけては誠心誠意取り組んできた自負はあります。
『人を育てる事、それイコール自らの成長なり』
人を育む器がなければ、育成なんて何も始まらないんですね。
だから、それに気付かせてくれた若い頃の数々の失敗は、
すべて私の大切な財産だと思っています。

未熟だった若かりし頃の『私のあしあと。My History』。
この辺りで一旦、筆を置きたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回から、また新しいテーマでお会いできることを祈っています。
(おわり)

2015-01-20
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