塾長のコラム Message by Miho Nishitani

私のあしあと ~ 営業職 ep6

「私のあしあと。My History」の項では、
私の歴史を少しお話しさせていただこうと思います。
第16回は引き続き営業職時代のお話です。

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前回、この営業職時代に身に付いた最大のスキルは、
コミュニケーション能力というお話をさせていただきましたが、
例えばセールストークというものに的を絞れば、
『編集力』も欠かせないファクターのひとつに数えられます。

というのも、商品説明をする際も、
取り扱い説明書のような難解な言葉ばかりを使うと、
ほとんどの場合、お客様には理解してもらえません。
商品のメリットをインプットし、自分なりに解釈したうえで、
相手に伝わりやすい言葉でアウトプットする。
それには情報を組み立て直す『編集力』が必要不可欠です。

さらに言うと、同じ商品の説明でも、
相手が欲しがっている情報を会話の中からキャッチし、
訴求するメリットの順番を変えたり、
相手に合わせた言葉の使い方で説明をする。
この場合も『編集力』はとても役に立ちます。
様々な年齢層やキャラクターのお客様に多数、
接することで培われた大切なスキルのひとつです。

こうして、仕事上のスキルは着実に身についていったのですが、
好悪の差が激しい子供の頃からの性格は変わらず…。
むしろ、仕事に対する自信が拍車をかけ、
嫌いな人は声を聞くのも、顔を見るのもイヤ!
くらいに徹底的に自分の環境から排除していました。

社内のつきあいも気の合う人だけで、
嫌いな人が参加する食事会にはでない…。
仕事上の成果はすべて自分で勝ち取ったもの、
誰の世話にもなってない!などと鼻持ちならない傲慢さでした。
思い返すに、さぞかし子憎たらしい若造だったと思います(笑)。

反省しきりの「私のあしあと」ですが、
謙虚さや感謝の気持ちを育んでいくのは、
もっと先になってからのこと。
ただ、ココで得たスキルは後の自分の人生に、
大きな力を与えてくれました。
手遅れでしょうが、そういう意味においても、
コノ職場で働けたことを今では感謝しています。

2014-09-07
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