塾長のコラム Message by Miho Nishitani

私のあしあと ~ ホテル時代 ep3

「私のあしあと。My History」の項では、
私の歴史を少しお話しさせていただこうと思います。
第10回は引き続きホテル時代のお話を。。

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高卒後、初めて就職したホテルには4年間勤めていました。
しかし、私にとってその4年間は、
あまり充実した時間とは言えませんでした。

同僚は高校を出てスグの10代の女子ばかり、
興味の対象は恋愛9割、仕事1割といったところ。。。
しかも、そのたった1割の仕事も、内容はほとんど上司の悪口(笑)。
将来どうするとか、スキルアップの話題など皆無でしたネ。

とにかく恋愛が生活の中心で、
カッコいい彼氏やお金持ちの彼氏ができたら勝ち組。
周囲から羨望の目で見られ、人としても格上扱い。
人間の価値基準自体が恋愛によって決定される社会でした。
将来性がない仕事に安い給料、今の現状を脱するには、
結婚するか、実家に帰るかの二者択一しかなく。。。
結婚を逃した人は実家に帰り、
4年間で同期はほとんど辞めてしまいました。

自分に自信がなかった私は恋愛にも臆病でしたが、
実家には死んでも帰りたくない!
結局、人の悩みを聞いたり、トラブルに巻き込まれたり、
仕事は続けましたが、周囲の人にモミクチャにされた4年間という
印象しか残っていません。

社会に出て働き始めたら、お金に苦労することはないだろうと、
何の根拠もなく思っていた無知な私には、
働けど働けど生活が苦しい毎日に希望が見いだせませんでした。
ただ恋愛という価値基準だけで自分を判断してほしくない!
という気持ちは強く、やはり周囲を見下していたんでしょうね。

向上心がなく、自分の不幸をすべて周囲のせいにして、
お客様のことなどどーでもいいと思っていたあの頃。。。
今の私なら、当時の自分を絶対に雇いませんネ(笑)。
現状の生活を脱するための術も知恵も持たない
若くて未熟な時代でした。
(つづく)

2014-04-04
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